2年位前だったかしら、閉店したテイスティングルームがあります。
そこは『アティストゥ(Artiste Winery)』というワイナリーが経営していた
テイスティングルーム兼スタジオ・ギャラリーでした。
アートクラスやワークショップがあって、
ローカル・アーティストが交流できる
ローカル・アーティストが交流できる
ワインとアートが融合した雰囲気のいい場所だったんですよ。
(写真をクリックすると拡大サイズで見れます)
↓
カーテンが気に入っていたアートサロン。 |
閉店の理由は縮小移転。
不況のあおりで、南カリフォルニアにある本社に戻ってしまったんです。
壁面にはローカル・アーティストの作品が。 |
ここはテイスティングのカウンター |
不況が長引いて閉業する店が増えると、商店街に『空き家』の貼紙が増え
寂れた雰囲気になり、益々寂れていくという悪循環になるのが問題点。
そこで隣町では「いつまでも空き家にしておくと、町の雰囲気が盛り下がる」と
空き店舗対策として『ファントム・ギャラリー』をオープンしました。
地元新聞の第一面 |
そう、空き店舗を仮設ギャラリーとしてオープンしたんですよ。
ギャラリーの名前は、『ファントム・ギャラリー』。
ファントム(Phantom)とは、オバケのこと。
店の借り手が見つかったら消えるギャラリーという意味でネーミングされたんですって。
アート教室のクラスメート、アンさんの作品(油絵) |
これもクラスメート、リジャさんの作品(水彩画) |
町のプランによると、あと数軒ファントム・ギャラリーがオープンされるそうです。
このままいつまでも借り手が見つからないと、ギャラリーが続けられるのだけど、
まだまだ不況が続くという見解になりますよね。
単純に喜んでいいのやら、ちょっと複雑な気持ちです。